聖徳太子の隠れ聖蹟といかるがの里F-4

近代化遺産・来田(きただ)家住宅離れ―登録有形文化財

 五百井の来田家住宅の離れは、一階が和風・二階が暖炉のある木造擬洋風で地域の特徴のある大正期建築として平成18年登録有形文化財に指定された(国登録有形文化財は県下63箇所270件、H31/4現在)。

 大正3年施工の面積59㎡木造建築であるが、屋根は当初陸屋根。二階の外壁は独逸壁風の仕上げで、出隅部にコリント式の角柱形を付ける。見学は不可だが外観を塀の外から伺い知る事が出来る。また来田家玄関・門扉は当時の面影を残す。

 町内には近代建築として、法隆寺山内6建物の他、32軒(大和棟4軒)の住宅がリストアップされている。文献:奈良県教育委員会『奈良県の近代和風建築-奈良県近代和風建築総合調査報告書-』2011

【freelance鵤書林220 いっこうF4記】

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