最古の厄除霊場と参詣道J-42020.05.19 21:09こいずみ新参道―小泉出雲の大和小泉城と片桐小泉藩と 旧片桐町(現大和郡山市小泉町・昭和32年編入)は、中世衆徒小泉氏の本貫地であり、近世片桐小泉藩の陣屋と城下である。 小泉氏は、龍花院(正暦寺)新田〝下司(げす)〟として登場し、中世期〝興福寺大乗院方〟の被官としてこの地を支配した...
最古の厄除霊場と参詣道J-32020.05.19 20:46うぐいす鳴く珍なる山里―大字白石畑 矢田丘陵(標高250m前後)に所在の〝うぐいすの鳴く里山〟、斑鳩町大字白石畑(戸数19軒+平群町属6軒。北・東・南垣内の散村)がある。村は長らく「興留村属白石畑」(枝郷『大和志』)。法隆寺駅在所の興留村飛び地(富郷村属)で、明治20年の飛び地交...
最古の厄除霊場と参詣道J-22020.05.19 20:09松尾寺表参道丁石道―参拝は法隆寺から 丁石(ちょうせき)とは、名刹寺へ至る道標(みちしるべ)で距離を示す。距離を減ずる場合と増すものがあるが、此処は前者で法隆寺三町・東門の20丁(約2.1㎞)が起点となっている(東大門前に「左松尾道」の道標あり)。 徒歩(かち)が交通手段であった...
最古の厄除霊場と参詣道J-12020.05.16 19:25名刹松尾山松尾寺―日本最古の厄除霊場 矢田丘陵の標高315m松尾山(大和郡山市)の山頂東斜面に伽藍を展開するのが、真言宗醍醐派の松尾山松尾寺。富郷・片桐方面から中腹に見える赤と黄色の吹き流しが目印である。大和河内では「まつのおさん」と愛称し、近世近代と法隆寺の奥ノ院としての位置づ...