聖徳太子の隠れ聖蹟といかるがの里E-4

神代(じんだい)古墳―

山背大兄王期の切石造り石室が埋まる

 「神代塚」と称する古墳は、字戒下(かいげ)の滝谷社(現在は北五番町春日神社)境内に山背大兄王時期の7世紀の優美な切石横穴式石室が埋没奥壁・側石列が露出している。墳丘も天井石も破壊削平されているが、発掘調査すれば県史跡に指定される事間違いない上宮王家関連の墳墓と考えられる(石は底左右後と有り、深さ七尺長さ一丈余・幅七尺程の長方形で陶棺を入れてあったと記録されている)。

 境内には文政1年石灯籠・安政4年の大坂製狛犬もある。字戒下は、昔刑場があった処と云う。

【freelance鵤書林215 いっこうE4記】

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