奈良県の地産認匠ТＥＡＭ奈良ＳＨＯＰは4つ追加登録されて、2014年には33選になった。
奈良県産農産・畜産物と伝統の味・こだわりの食文化提供を目的として県と協定を交わしたネットワークブランドの「農産物直売所」を地域毎に整理して掲げる。今やほぼ中・小規模農家の出荷販売先となっている。道の駅併設は6箇所のみ〔▽〕（2017・18年に道の駅かつらぎ（葛城市太田）と道の駅レスティ唐古・鍵（田原本町唐古・鍵）の道の駅が開設されて２箇所増えた）。
ア.奈良・郡山エリア：1東大寺門前市場・30農産物直売所旬の駅ならやま・4朝採り市場大御門／。
イ.生駒郡エリア：27ダイキ南生駒店産直市・13くまがしとれたて市▽・23信貴山のどか村野菜果物直売所／。
ウ.広陵・高田エリア：28わたしのたからもの・26片塩楽市－足湯のある農産物直売所／。
エ.葛城・御所エリア：10郷土食「當麻の家」▽・22畜産ならショップ・8ＪＡならけん御所大正農産物直売所・9ＪＡならけん葛上農産物直売所／。
オ.五條エリア：7ＪＡならけん牧野農産物直売所・31奈良五條自然と柿の里ファーム／。
カ.大淀・黒滝エリア：18ＪＡならけん大淀農産物直売所・19黒滝蒟蒻よもぎの里▽／。
キ.橿原・明日香エリア：16あすか夢販売所・17明日香の夢市・29明日香村農林産物等販売所あすか夢の楽市／。
ク.桜井・天理・田原本エリア：5さくらいとれとれ市場・24ダイキ天理店直産市・14ＪＡならけん味間にこにこ農産物直売所／。
ケ.宇陀郡エリア：32大和高原わくわく宇陀いち・11阿騎野新鮮野菜直売所▽・21菟田野アグリマート・20こもれび市場▽・15曽爾高原ファームガーデン直売所・33街道市場みつえ▽／。
コ.都祁・山添・月ヶ瀬エリア：6荒神の里笠そば処・3ＪＡならけん都祁農産物直売所はやおきどり・12産直センター花香房・25湖畔の里つきがせ・2月ヶ瀬温泉ふれあい市場。
日常生活の食糧である生鮮食品は、個人商店から郊外の地域展開する大型店舗に移り、さらに平成に入り全国展開の大手資本グループに吸収・百貨店並みの総合センターモールに化けた。今また、全国展開のドラッグストアが食売り場を併設し、食品生鮮市場が変化しつつある。
農産を中心とした市場は、兵庫県神戸市や和歌山県に本社を置く商社が地産品を買い上げ直売所と称する大型店舗を経営する。加えて別会社の神戸のプロ業務用販売と称して全国展開スーパーが全国に蔓延しているが、奈良大和路でもこれが食を巡る風景だ。日本の地産地消の食は何処へ向かうのであろうか。
（初出典：拙稿『奈良大和の食文化を考える』2015/3/14 加筆）
【freelance鵤書林124 いっこう記】
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