どや餅は、屑の糯米を使った餅。小米と糯米半々で普段に搗かれる。小米なので粳米ほど粒が無いので柔らい。ちぎり餅(丸餅)とねこ餅(伸し餅)両方に仕上げられた。焼いて醤油や砂糖醤油で食すが、湯づけし黄粉食べすると香ばしさが味わえた餅である。
粳(うる)餅とは、粳米は潰れきれず、つぶつぶが残る餅。ぶちぶちと口あたりが白餅と違う食感がある。ねこ餅(伸し餅の切り餅)にすることが多い。食べ方は焼いて醤油付けである。
餅搗き時の生餅を大和では「てかぶりもち(手被り)」と言って「黄粉」を付けて食すのが一般的であった。
【freelance鵤書林112 いっこう記】
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