斑鳩スイーツ ケーキ藤ノ木古墳 奈良斑鳩新名産品9

 斑鳩スイーツ ケーキ藤ノ木古墳古墳形のパウンドケーキ。上面表面は抹茶でコーテング、内にはアーモンドスライス・干しブドウの宝物を埋め込む。一つ¥300

 《栞》藤ノ木古墳は、奈良県斑鳩町法隆寺西2に所在の古墳時代後期(1,440年前)の径55mの大型円墳(国史跡)。1985年からの発掘調査で、未盗掘の大型横穴式石室と真赤な朱塗の家形石棺が見つかり、内外から一万点を越える大刀などの武器類・玉類・冠・鏡を始め装身具や鮮卑系(古代アジアモンゴルトルコ系遊牧民族国家)豪華金銅製馬具(国宝)が発見され、88・89年の2次・3次調査で「藤ノ木フィーバー」を呼んだのは日本史の記録に残る。

 特に金銅製馬具は例を見ないほどの技巧・装飾に優れ、鞍金具に見られる鳳凰・獅子・パルメットなどの文様は、当時の古代アジア中最高峰技術で作られている。古墳の主は成人男性二名が合葬されていたが、被葬者は有力説の穴穂部皇子と宣化天皇皇子の宅部皇子とすると聖徳太子は叔父にあたる。いずれにしても太子の生きた頃の国際性を物語る古墳と遺物である。

 ケーキは、ひとつ一つ手作りで大型円墳形に焼上げ、中身にはアーモンドなどの宝物が埋め込んでいます。〕

【freelance鵤書林94 いっこう記】

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