龍田銘菓 冠松:龍田名所冠松にちなんだ上菓子。中には白餡を入れ、目の粗い緑の練きりきんとんで常磐の松を表現。松は歳寒三友に適うものとされ、上には白餡の細いきんとんで雪に見立て丹波大納言の粒を立て松の力強い新芽を表した。一つ¥300。
《栞》〔金春禅竹作の謡曲「龍田」の舞台紅葉の名所、奈良街道龍田大橋の西袂にあった松老樹。
その昔書三聖の一人菅原道真公(芸の世界では道真公は菅猩々(かんしょうじょう)と語られる)が、龍田を通過せられた時、辺りに見える風光を激賞され、冠っていた黒羅作の頭巾(ときん)を掛けた松と言う(『扶桑略記』)。また、龍田本宮より新宮(竜田神社)への龍田祭渡御の休息地なので「行幸の松」のとも言ったそうな。〝これを食せば神のご加護と道真公の智恵のご利益あること間違いなし〟。〕。
〔斑鳩町商工会モニターツアー出品:好評 鵤書林2014謹製〕
【freelance鵤書林91 いっこう記】
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