林檎(りんご)の庭・砂ずりの藤(ふじ) 名所旧蹟4

 林檎の庭とは、春日社の神事芸能・祭典が行われる前庭で、高倉帝が林檎の木を献木された事に由来する。左隅の大杉は幹周り8m・高さ23m、樹齢1,000年。御物『春日権現縁起』にも幼木で描かれている。

 砂ずりの藤は、鎌倉五摂家の一つ近衛家から献木と伝える社紋の藤で樹齢800年の古木。地面の砂にすれる程花房が延びる若宮社の楠は幹回り12.5m・樹高15mを誇る。

【freelance鵤書林49 いっこう記】

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