世界遺産の文化遺産登録である「法隆寺地域の佛教建造物群」1993とは、法隆寺と法起寺塔2件の資産(48棟の建造物)で構成され、8(現在10)項目基準の内の4つ「1.木造の佛教建造物に見る優れた設計と装飾美が、人類の創造的才能をあらわす傑失した例。2.世界最古の木造建築であり、佛教伝来直後の建造物としての価値。3.大陸の佛教建物を日本独自の寺院建築に取り入れた顕著な例であると共にその後の日本建築様式に多大な影響を及ぼした。4.日本における佛教史文化史のなかで重要な役割を果たした遺産である。」が認められた。
「顕著で普遍的な価値」として、敷地は史跡指定・国宝指定されている現存世界最古の木造建築11棟を含み建築様式多くに大陸文化の影響を認め、7~8世紀の日本と諸外国の活発な文化交流を窺わせることだけに及ばす、7~19世紀至る各時代の優れた木造建築物が一つの地域に残されている。信仰も含めそれらが現代まで受け継がれていることに加え、古材の保管、材料・修理の方法も評価された。
【freelance鵤書林77 いっこう記】
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